スカイラインクロスオーバーは、日産が2009年から2016年まで販売していたクロスオーバーSUVです。セダンとSUVを融合させたスタイリッシュなデザインと、スカイラインの名に恥じない高い走行性能が特徴です。
時代を先取りしたクロスオーバーSUV
スカイラインクロスオーバーは、SUVブームが本格化する前に登場した、まさに時代を先取りしたモデルでした。当時、SUVといえばオフロード色が強いモデルが主流でしたが、スカイラインクロスオーバーは、都会的なデザインとオンロードでの高い走行性能を両立させ、新たなSUVの可能性を示しました。
しかし、先進的すぎたデザインとコンセプトは、当時の市場には受け入れられず、販売台数は低迷。もし、SIVブームが来てから販売されていたら、爆発的に売れていた可能性があったと言われています。
その悲劇こそが、彼女を唯一無二の存在へと昇華させました。他に類を見ない個性的なデザイン、高い走行性能と快適性、そして、時代を先取りした先進性。これらの要素が融合したスカイラインクロスオーバーは、まさに「隠れた名車」と呼ぶにふさわしい存在です。
スタイリッシュなデザイン
スカイラインクロスオーバーの最大の特徴は、そのスタイリッシュなデザインです。クーペのような流麗なフォルムと、SUVらしい力強いフォルムを融合させたデザインは、他に類を見ません。特に、リアのデザインは個性的で、見る人を惹きつけます。
高い走行性能
スカイラインクロスオーバーは、スカイラインの名に恥じない高い走行性能も魅力です。3.7L V6エンジンは、パワフルで滑らかな加速を実現し、7速ATとの組み合わせで、快適なクルージングを可能にします。また、FRベースの4WDシステム「アテーサE-TS」は、高い走行安定性を実現し、悪天候時でも安心して運転できます。
中古車市場での賢い選び方
スカイラインクロスオーバーは、中古車市場でお得に手に入れることができます。しかし、年式やグレードによって価格や状態が大きく異なるため、賢い選び方が重要です。また、生産終了から年数が経過しているため、中古車市場での流通台数は減少傾向にあります。
グレード別解説
- 370GT:ベーシックグレード。装備は必要十分で、価格も手頃。
- 370GT Type P:上級グレード。本革シート、BOSEサウンドシステムなど、豪華装備が充実。
- 370GT FOUR:4WDモデル。雪道や悪路での走行性能が高い。
- 370GT FOUR Type P:4WDの上級グレード。

スカイラインクロスオーバーの中古車を選ぶ際、特におすすめしたいグレードは「370GT Type P」です。
おすすめする理由
- 本革シート、BOSEサウンドシステム、インテリジェントクルーズコントロールなど、快適なドライブをサポートする豪華装備が標準装備されています。
- 特に、上質な本革シートは、長距離ドライブでも疲れにくく、快適な乗り心地を提供します。
- 内装の質感が高く、高級感のある空間でドライブを楽しめます。
- 細部の仕上げにもこだわっており、所有欲を満たしてくれるでしょう。
- 「370GT」に比べて装備が充実している一方で、「370GT FOUR Type P」よりも価格が手頃なため、コストパフォーマンスに優れています。
- FR駆動の為、4WDに比べて故障のリスクが少ない点もおすすめできるポイントです。
維持費
スカイラインクロスオーバーの維持費は、一般的なSUVと同程度です。ただし、3.7Lエンジンは燃費があまり良くないため、燃料費は高めになる傾向があります。燃料費だけでなく、自動車税や車検費用なども考慮して、維持費を把握しておきましょう。
まとめ
スカイラインクロスオーバーは、時代を先取りしたスタイリッシュなクロスオーバーSUVです。中古車市場でお得に手に入れることができるため、個性的なSUVを探している方におすすめです。
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