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介護職は、肉体的にも精神的にもハードなお仕事です。そんな中、ふとした瞬間に訪れる「異性スタッフとの距離感」に戸惑ったことはありませんか?
介護業界に飛び込んで3年目。まだまだ修行中の身ですが、「これは仕事」と分かっていても、ふとした優しさに心が動いてしまう瞬間があります。今回は、グループホームの現場で巻き起こる、少し不純で(?)切実な人間関係のエピソードをお届けします。
2人介助という「聖域なき密着」の緊張感
物理的距離は数センチ
介護の現場では、スタッフ同士が協力して動く場面が多々あります。その最たるものが「2人介助」です。
例えば、体格の大きな利用者様をベッドから車椅子へ移乗させる時。もう一人のスタッフと「せーの、でいきますよ」と声を掛け合い、息を合わせて体を支えます。
グッと力を入れるその瞬間、相手のスタッフとの物理的距離は数センチ、いや、ほぼゼロになります。肩が触れ合い、相手の体温や呼吸、時には制服からほのかに柔軟剤の香りが伝わってくるほどの近さです。
と同時に、猛烈に気になり始めるのが「自分の匂い」です。「俺、汗臭くないか?」「まさか加齢臭なんて漂わせてないよな…」と、至近距離にいる相手に対して、己の発する匂いにも無駄に神経を尖らせることになります。他の職種で、ここまで日常的に異性と密着し、自分の匂いを気にする瞬間があるでしょうか。
気を使うのは腰だけじゃない
もちろん、頭の中は「いかに安全に介助するか」「腰を痛めないか」でいっぱいです。
でも、相手が女性スタッフだと、別の緊張感も走ります。 「変に意識していると思われないか?」「触れる位置は失礼じゃないか?」と、実は頭をフル回転させているんです。
相手は全く気にせず業務に集中しているのに、40代の男が一人で勝手にドキマギして、動きが硬くならないように必死で平常心を装っています。
「お菓子の差し入れ」という名の劇薬
疲れた体に染みる甘さと優しさ
その極度の緊張感と体力を使い果たした介助が無事に終わり、ホッと一息ついた休憩室でのこと。
さっき一緒に介助に入った女性スタッフが、ふいにポケットから小さなチョコレートを取り出しました。
「これ、どうぞ。お疲れ様でした!」
夜勤明けや、忙しい業務の合間に手渡される一口の甘いもの。疲れた体には、この何気ない優しさが本当に染み渡ります。
40代、枯れかけた心に灯がともる
ただでさえ、さっきの「ゼロ距離」の余韻(?)が残っている状態です。そこにこの笑顔とチョコレートのコンボが重なると、どうなるか。
(えっ、わざわざ僕に? もしかして、さっきの介助で頼りになるところを見せちゃったかな……好きになっちゃうやろー!)
はい、完全に頭の中がお花畑です。
冷静に考えれば、ただの「疲労回復用の配給」であり、仕事仲間への気遣いに過ぎないことは百も承知です。でも、肉体的にも精神的にも過酷な介護の環境下では、こういう小さな優しさが何倍にも「特別」に見えてしまう不思議な魔法があります。
勘違いとプロ意識の境界線
恋愛感情か、戦友愛か
この「もしかして」という淡い期待、実は恋愛感情というよりも、「戦友愛」に近いのかもしれません。
人手不足の中、共に修羅場(急なトラブルなど)を潜り抜けている仲間だからこそ、そこには強い信頼関係が生まれます。過酷な現場を共有しているからこそ、ちょっとした気遣いが心に深く刺さるんですよね。
妄想をブログのネタに昇華する
結局のところ、私の勝手な勘違いで終わるのがオチです。 でも、こんな風にちょっと心が揺れ動く「ドキドキ」があるからこそ、キツい仕事の中にも小さな楽しみを見出して、なんとか現場に立ち続けられているような気がします。
今日も勘違いの余韻をエネルギーに変えて、修行中の身として現場へ戻りたいと思います。

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